【4月16日 AFP】女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2022)は15日、予選ラウンドが各地で行われ、米国は大会史上2番目に長いタイブレークを制すなどし、ウクライナを2-0とリードした。

 第1試合で米国のアリソン・リスケ(Alison Riske)はウクライナのダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska)と対戦し、約30分のタイブレークを繰り広げた末に7-6(18-16)、7-5で勝利した。

 タイブレークではリスケが8本のセットポイントを要したのに対し、ヤストレムスカも1-4の劣勢から巻き返して4本のセットポイントを握る粘りを発揮。それでも最後は、リスケが歴史的な激闘を制した。

 リスケは試合後、「とても奇妙であると同時に、信じられないような試合だった」とコメント。ヤストレムスカも「心の中では笑いながらも泣きたかった。いつ終わるか分からなかったし、どちらに転んでもおかしくなかった」と振り返った。

 舞台となった米ノースカロライナ州アッシュビル(Asheville)ではすでに、米国チームが最大限のもてなしで、ロシアの軍事侵攻を受けている祖国の家族や友人を心配するウクライナ選手団を歓迎ムードに包んでいた。

 ウクライナのオルガ・サウチュック(Olga Savchuk)監督はこの前日、8000キロ離れた祖国で激しい戦闘が続いていることが念頭にある中、テニスに集中しようと必死でいることについて「二つの現実の中で生きているみたい」だと話していた。

 観客席でウクライナのファンや国旗、そしてウクライナカラーが目を引く中、第1試合ではリスケがツアー3勝の実力者で現在は世界93位のヤストレムスカに試合を通じて押されていた。

 それでも米国は、第2試合でジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula)が6-2、6-1のわずか1時間4分で22歳のカタリーナ・ザバツカ(Katarina Zavatska)を退け、決勝ラウンド進出に王手をかけた。(c)AFP