【3月30日 AFP】ウクライナの女子テニス選手で、世界ランキング3位に立ったこともあるエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina)が29日、精神的、肉体的な疲労による休養を宣言した。

 スビトリーナは、ロシアの母国侵攻に抵抗し続ける同胞たちを励みに、腰痛の中でプレーを続けていたが、「これ以上は耐えられなくなった」という。

 現在世界20位のスビトリーナは、自身のSNSで「私にとってこの2か月は、精神面だけでなく、肉体面でも非常に厳しかった」と明かし、「残念だが、フェドカップ(国別対抗戦のビリー・ジーン・キング・カップ<Billie Jean King Cup>)と大好きな欧州の大会をいくつか欠場する」と発表した。

 ツアー16勝を挙げているスビトリーナだが、昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)で8強入りした後は不調。

 先日のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)と現在開催中のマイアミ・オープン(Miami Open 2022)はいずれも初戦で敗退していた。(c)AFP