【4月13日 AFP】国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン(Karim Khan)主任検察官は13日、ロシア軍が多数の民間人を殺害したとされるウクライナ首都キーウ近郊のブチャ(Bucha)を訪問した。

 カーン氏は報道陣に対し、「ウクライナは犯罪現場だ。ICCの管轄権が及ぶ犯罪が行われていると信じるに足る根拠があるため、われわれはここに来た」と説明。「戦争の霧をかき分けて真実を追求する必要がある。そのためには独立した公平な捜査が必要だ」とし、ICCの法医学専門家班が「真実と虚構を明確に区別」できるよう活動に当たると述べた。

 ロシアは、民間人死亡の責任を否定。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、ロシア兵が民間人を射殺したという疑惑は「偽情報」だと一蹴している。(c)AFP