【4月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は13日、準々決勝第2戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)はベンフィカ(Benfica)と3-3で引き分け、2戦合計6-4で準決勝進出を決めた。

 敵地での第1戦を3-1で制し、すでに4強入りに片足をかけていたリバプールは、本拠地アンフィールド(Anfield)でも長く試合を支配したが、終盤に珍しく崩れた。

 イブラヒマ・コナテ(Ibrahima Konate)のゴールで先制したリバプールは、ゴンサロ・ラモス(Goncalo Matias Ramos)に1点を返され前半のうちに追いつかれるも、後半に入ってロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が2点を挙げ、勝ち上がりをほぼ決めたかに思われた。

 ところが、その後ロマン・ヤレムチュク(Roman Yaremchuk)とダルウィン・ヌニェス(Darwin Nunez)にゴールを許し、相手に大逆転のチャンスを献上。一瞬ヒヤリとしたが、なんとかそのまま踏みとどまって4冠の可能性を残した。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、「われわれは2戦合計で6-2とリードしていた。選手も人間だし、『OK、仕事は完了した』という感じだったが、ベンフィカは戦い続けた。そのことに敬意を払う」とコメントした。

「完全に理想通りというわけではなかったが、それは全く重要ではない。勝ち上がることができたし、それだけが重要。とても満足している」

 通算10度目の決勝進出と7度目の欧州制覇を目指すリバプールは、準決勝でビジャレアル(Villarreal CF)と対戦する。(c)AFP/Steven GRIFFITHS