【4月9日 AFP】自転車ロードレースに参戦するチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)は8日、バスク一周(Vuelta Ciclista al Pais Vasco 2022)で大クラッシュしたミラン・ベイダー(Milan Vader、オランダ)について、搬送先の病院で容体は「安定」していると明らかにした。

 26歳のベイダーはこの日、バスク一周の第5ステージで先頭集団を追走していた際、残り100キロ付近で発生した事故で落車して人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれた。

 当初メディアでは「危篤」状態に陥っていると報じられたが、チームは「バスク一周の今ステージで落車したミラン・ベイダーに関する報道を受け、われわれは同選手の状態が安定していることをお知らせする」と発表。さらに「ミランはスペイン・ビルバオ(Bilbao)の大学病院で、非常に良い治療を受けている。新しい情報はあすお伝えする」と補足した。

 オランダの日刊紙アルヘメン・ダフブラット(Algemeen Dagblad)は、医師がベイダーに頸(けい)動脈ステント留置術を施したと報道。また、父親の話として同選手は椎骨をはじめ、鎖骨と肩甲骨を骨折していると伝えた。(c)AFP