【4月9日 AFP】ポーランドは8日、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が仏紙パリジャン(Le Parisien)のインタビュー記事でマテウシュ・モラウィエツキ(Mateusz Morawiecki)首相を「LGBT(性的少数者)を禁じる極右の反ユダヤ主義者」と呼んだことについて、仏大使を呼び出して説明を求めたと発表した。

 ポーランド政府のピオトル・ミュラー(Piotr Muller)報道官は記者会見で、マクロン氏の発言を「理解し難い」とした上で、仏大統領選の第1回投票を10日に控える中での「政治的興奮」から出た発言だろうと述べた。

 ミュラー氏は「ポーランド首相が反ユダヤ主義に関係しているという主張は真っ赤なうそだ。事実無根だ」と述べた。

 モラウィエツキ氏はマクロン氏について、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と対話を重ねながら何の成果も得られていないと批判していた。(c)AFP