【4月8日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は8日、レース中のアクセサリー着用禁止が改めて選手に通達されたことについて、取り外せない位置にピアスをしているとジョークで反論した。

 このルールは、解任されたマイケル・マシ(Michael Masi)氏に代わって国際自動車連盟(FIA)の新レースディレクターに就任したニールス・ウィティヒ(Niels Wittich)氏が、第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2022)に向けて出した注意書きに含まれていた。

 新たに定められた規則ではないものの、マシンの中で一部のドライバーがアクセサリーを着用している様子が報道されていることから、注意書きには「ボディーピアスや金属製ネックレスといったアクセサリーの着用は、競技中は禁止されており、スタート時に検査される場合がある」と記されていた。

 パドックでは着用が認められており、通算7度のタイトル獲得を誇るハミルトンを筆頭に多くのドライバーがアクセサリーを身に着けている。

 ハミルトンはルールについて聞かれると、「本当に取り外せない位置にいくつかピアスをしているんだ。知っている人は多くないけれど」と冗談を飛ばし、「だけど、ずっと前からあるルールで、今に始まったことじゃない」と答えた。

 この禁止規則は、クラッシュしてマシンから脱出する際に、ドライバーのリスクを軽減するための安全対策として2005年に導入された。(c)AFP