「マリウポリで一部住民が武装」 親ロ派幹部
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【4月7日 AFP】ウクライナ東部を実効支配する親ロシア派武装勢力の幹部は7日、ロシア軍による包囲が続く南東部マリウポリ(Mariupol)で、武装した民間人がウクライナ兵と共に戦っていると主張した。ロシアのテレビ番組が伝えた。
ドネツク(Donetsk)を支配する武装勢力の幹部、エドゥアルド・バスーリン(Eduard Basurin)氏は、アゾフスターリ(Azovstal)製鉄所と港の周辺で起きている戦闘には、推定で最大3500人のウクライナ兵が動員されていると述べた。
同氏は「だが、マリウポリ住民の一部が武装していることを考慮しなければならない。このため、実際の数は多い可能性がある」と発言した。
マリウポリはロシアが併合したクリミア(Crimea)半島と親ロシア派武装勢力が実効支配する東部の間の要衝にあり、激しい戦闘が続いている。
市内は壊滅的な被害を受け、状況は切迫。侵攻前の人口は約40万人だったが、現在は12万人ほどが残っているとされる。(c)AFP