ロシア、証拠隠蔽のため人道支援妨害か マリウポリは「地獄」とウクライナ大統領
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【4月7日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は6日、ロシア軍が包囲する南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)の状況について、ロシア側は「数千人」の住民を殺害した証拠を隠蔽(いんぺい)するため、人道支援活動を行うための立ち入りを妨害しているとの見方を示した。
ゼレンスキー氏はトルコのハベルチュルク(Haberturk)テレビに対し、「マリウポリに人道支援物資を搬入できないのは、現地で起きていることが世界に露見するのをロシアが恐れているからだ」と述べた。
さらに「マリウポリで起きているのは悲劇だ。地獄と化している。死者は数十人ではない。数千人規模だ。負傷者も数千人に上っている」と説明。これだけの死傷者をすべて隠すことはできないと語った。
ロシアとの停戦交渉の行方について問われると「交渉なしでこの戦争を止めるのは難しいと思う」としながら、「ロシアがどんな相手か分かっている」ため、交渉継続に前向きになるのは難しいとも吐露した。(c)AFP