【4月4日 AFP】ウクライナ側がロシア軍から奪還した首都キーウ郊外のブチャ(Bucha)で民間人とみられる多数の遺体が見つかったのを受け、欧州連合(EU)は4日、「残虐行為だ」と非難するとともに、ロシアに対する追加制裁について緊急的に討議することを明らかにした。

 あるEU当局者はAFPに対し、今週中に新たな対ロ制裁案について話し合い、6、7両日に開催される北大西洋条約機構(NATO)の会合に合わせたタイミングで加盟各国の外相が検討するか、来週のEUの定例会合で協議するかのいずれかになると述べた。

 EUの外相に当たるジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表は、「ブチャや他のウクライナの町で行われた集団殺害は、欧州の地で実行された残虐行為のリストに書き込まれるだろう」と語った。(c)AFP