【4月4日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2022)は3日、男子シングルス決勝が行われ、大会第14シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が7-5、6-4で第6シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)に勝利し、マスターズ1000(ATP Masters 1000)大会初優勝を果たした。18歳での優勝は大会最年少となる。

 来月19歳になるアルカラスは、今最も期待の若手だと多くの人が信じている理由をはっきり示した。

 今回のアルカラスよりも早くマスターズ大会を勝ったのは、18歳5か月で1990年のカナディアン・オープン(Canadian Open、現ナショナルバンク・オープン<National Bank Open>)を制したマイケル・チャン(Michael Chang、米国)氏と、18歳10か月で2005年のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters)を制覇したラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の2人しかいない。

 わずか1セットしか落とさずにマイアミ・オープン優勝にたどり着いたアルカラスは、キャリア最大の勝利を挙げた自信を胸に、得意のクレーコートシーズンへ向かう。本人は試合後、次の目標は四大大会(グランドスラム)優勝だと力強く話した。

 ナダルもツイッター(Twitter)で「歴史的」な勝利だとアルカラスの優勝をいち早く祝福し、「これからもっとタイトルを取るだろう。間違いない」と投稿した。(c)AFP