マリウポリの産科病院から70人超「ロシアに連行」 市当局
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【3月30日 AFP】ウクライナ南東部の都市マリウポリ(Mariupol)の市当局は30日、市内にある産婦人科病院の女性や職員70人以上がロシア軍によって強制的にロシアに連行されたと発表した。
ロシア軍に包囲されて激しい砲撃にさらされているマリウポリでは、通信がほぼ完全に断絶されており、この情報を確認できていない。
市当局はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に「左岸地区の第2産婦人科病院から女性や医療スタッフ70人以上が占領者によって強制的に連行された」と投稿した。
市当局によると、マリウポリでは住民2万人以上が「自らの意思に反して」ロシアに連行されている。身分証明証を没収され、「遠く離れたロシアの都市」に移送されたという。
マリウポリでは今月9日、別の小児科・産婦人科の病院がロシア軍の空爆を受け、少女1人を含め3人が死亡している。(c)AFP