ロシア、キエフ周辺での軍事活動「大幅に」縮小へ 停戦交渉
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【3月29日 AFP】(更新)トルコ・イスタンブールで29日に行われたロシアとウクライナによる停戦交渉を受けて、ロシア側の代表団は、首都キエフ周辺を含め、ウクライナ北部での軍事活動を「大幅に」縮小すると発表した。
アレクサンドル・フォミン(Alexander Fomin)国防次官は、「ウクライナの中立化と非核化をめぐる合意準備の協議が現実的な段階に入ったことを受けて、キエフおよびチェルニヒウ(Chernigiv)周辺における軍事活動を大幅に縮小することが決まった」と明かした。
ロシア代表団を率いるウラジーミル・メジンスキー(Vladimir Medinsky)大統領補佐官は、交渉の場で「有意義な議論」があり、ウクライナ側の提案はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に伝えられると述べた。
一方、ウクライナ側の代表団は、交渉で十分な進展があり、両国の大統領による会談を開催できる可能性があると示唆した。
ダビド・アラハミア(David Arakhamia)氏は、「きょうの会合では、首脳レベルでの会合開催に向け十分な成果があった」と述べ、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領とプーチン大統領との直接会談の可能性に言及した。(c)AFP