キエフ西郊の集落、廃虚に ロシア軍が最後のあがき
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■「2人狙撃された」
ストヤンカに続く道路沿いの住宅地はもぬけの殻に見えた。砲撃で破壊された家もある。
土のうが積まれた検問所では、救援物資を届けにきた人が待機している。カラシニコフ銃を手に警備に当たる志願兵は、現時点で中心部に入るのは「自殺行為」だと語った。「きょうも民間人2人が狙撃された」
ストヤンカは今なお狙撃や砲撃の標的となっている。周囲の林から攻撃されることが多い。取り残された住民の食料は底をつきつつある。
がれきが散乱する交差点の一角。キエフから西へ延びる幹線道路沿いに見えるねじれた金属の山は、かつてガソリンスタンドだった。
志願兵が乗った車が、AFP取材班の身元確認のため一時停止した。狙撃兵が交差点を狙っていると警告すると、猛スピードで走り去った。
ただ、ロシアは12世紀までさかのぼる「歴史的な敵」だと主張する歴史愛好家のオスタペツさんに言わせれば、狙撃はロシア軍の最後のあがきにすぎない。「ロシア軍の弾薬は尽き、小集団に分断されている。この状況では小型兵器や狙撃手は役に立たないだろう」
「連中は猫も犬も、あらゆる生き物を殺した。糧食が尽きるとそこかしこに押し入り、根こそぎ盗んでいった」。オスタペツさんはこう息巻くと、満面の笑みを浮かべて拳を振り上げ、叫んだ。「ウクライナに栄光あれ」 (c)AFP/Danny KEMP
