【3月27日 AFP】26日に行われた22F1第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2022)予選で、5シーズンぶりの予選Q1敗退を喫したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、マシンは「運転不可能」なほどだったと話した。

 年間優勝7回を誇るハミルトンが予選Q1で敗退するのは、クラッシュした2017年のブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2017)以来で、純粋なスピードと走りが理由の敗退は2009年の英国GP(British Grand Prix 2009)までさかのぼる。

 ハミルトンは「もちろん、すごく落胆している」と話し、チームに謝罪した。

「僕らはセットアップのどこかに深刻な問題を抱えている。P3(フリー走行3回目)ではよさそうだったから、その方向でさらに推し進めようとしたが、やり過ぎたかもしれない」

「今年のマシンは非常にナーバスで、運転不可能だった」

 今季からのチームメートで、同じ英国出身のジョージ・ラッセル(George Russell)は6番手に入ったが、こちらも今季の新レギュレーションに合わせて設計されたマシンの扱いに苦戦していることを明かした。

 これまでは、後方からの積極果敢なレースで表彰台に食い込むことも多かったハミルトンだが、今回はそうした走りを見せるのは難しいだろうと話している。

「使うのは予選と同じマシンだから、前の方まで行けるとは思わないが、全力を尽くす」 (c)AFP