【3月26日 AFP】アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織タリバン(Taliban)が女子の中等教育再開を撤回したことを受け、首都カブールで26日、女子生徒ら約20人が「学校を再開せよ」とシュプレヒコールを上げて抗議集会を行った。

 タリバン政権の教育省は今月23日から女子の中等教育を再開すると発表。当日は全土の高校で大勢の女子生徒が教育の再開を喜び合う姿が見られた。だがわずか数時間後、同省は方針を撤回した。

 カブールの広場に集まった女子生徒や女性は「学校を再開せよ! 正義! 正義!」とシュプレヒコールを上げながら、「教育は私たちの基本的権利であり、政策ではない」と書かれた横断幕を掲げて短い距離を行進したが、タリバンの戦闘員が到着すると散り散りになった。

 タリバン政権は、女子教育を再び停止した明確な理由を示していない。

 アフガンの女子生徒は、7か月以上教育を受けられずにいる。(c)AFP