【3月25日 AFP】ウクライナ海軍は24日、アゾフ海(Sea of Azov)に面した南部ベルジャンスク(Berdyansk)港で、停泊中だったロシア軍の揚陸艦を破壊したと発表した。

 ベルジャンスクは、ロシア軍に包囲された南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)近郊にある。ウクライナ海軍はソーシャルメディアに、ロシア軍が占領するベルジャンスク港に停泊中だった黒海艦隊(Black Sea Fleet)の大型揚陸艦「オルスク(Orsk)」が破壊されたと投稿。大型クレーンの隣に停泊している灰色の大型船から黒煙が立ち上る映像を公開した。

 ウクライナ海軍の発表についてロシア国防省はコメントを出しておらず、AFPは今回の攻撃について確認できない。

 ロシア国営タス通信(TASS)は先に、ロシア国防省系のテレビ局ズベズダ(Zvezda)を引用し、オルスクのベルジャンスク到着は黒海(Black Sea)での後方支援強化につながる「大きな出来事」と表現していた。(c)AFP