【3月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグは23日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のレジェンドであるウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)氏と、アーセナル(Arsenal)の元主将パトリック・ビエラ(Patrick Vieira)氏がプレミアリーグ殿堂(Premier League Hall of Fame)入りを果たしたと発表した。両氏は今年最初の殿堂入りとなった。

 これまでにはアラン・シアラー(Alan Shearer)氏やティエリ・アンリ(Thierry Henry)氏、エリック・カントナ(Eric Cantona)氏、ロイ・キーン(Roy Keane)氏、フランク・ランパード(Frank Lampard)氏、デニス・ベルカンプ(Dennis Bergkamp)氏、スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)氏、デビッド・ベッカム(David Beckham)氏が名を連ねており、同殿堂入りを果たした元選手はこれで計10人となった。

 現在、チャンピオンシップリーグ(2部)のダービー・カウンティ(Derby County)で監督を務めているルーニー氏は、エバートン(Everton)とユナイテッドでプレミア通算208得点をマーク。これは史上2番目の記録となっている。

 現役時代にFWとして活躍した36歳のルーニー氏は「すでに殿堂入りを果たした信じられないような選手たちと共に、プレミアリーグ殿堂に名を連ねることができとても光栄」とコメントした。

「物心がついた時からプレミアリーグを見ていた。プロサッカー選手になってゴールを決め、トロフィーを手にするのがずっと夢だったが、幸運にもプレミアリーグを5度も制すことができた」

「エバートンとマンチェスター・ユナイテッドでプレーした時代には輝かしい思い出がたくさんある。成し遂げたことをとても誇りに思う」

 一方、現在クリスタルパレス(Crystal Palace)を指揮している元MFのビエラ氏は、プレミアリーグで通算307試合に出場。史上唯一の無敗優勝を成し遂げた「インビンシブルズ」のキャプテンを務めるなど、アーセナルで3度のリーグ制覇に貢献した。

 フランス代表としてW杯(World Cup)の優勝も経験し、マンチェスター・シティ(Manchester City)で現役を終えたビエラ氏は「プレミアリーグ殿堂入りは素晴らしい功績」と述べた。

 45歳のビエラ氏は「世界最高のプレミアリーグの最高の選手と共にここに名を連ねるのは、これまで考えてきたよりも偉大なこと。そうした選手の中に自分の名前があるのは誇らしいし、自分が優れた選手であったことを気づかせてくれる」と続けた。

 同殿堂では、1992年に創設されたプレミアリーグを彩ってきたトッププレーヤーを表彰している。

 同日には他にも25人の候補者リストが発表され、今年殿堂入りする残りの6人を決めるファン投票が始まった。(c)AFP