ウクライナ、避難1000万人超に 国連
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【3月21日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ(Filippo Grandi)高等弁務官は20日、ロシアのウクライナ侵攻に伴い国内外に避難した人が1000万人を超えたと明らかにした。侵攻前、同国政府の支配下にある地域の人口は3700万人だったため、4人に1人以上が避難を強いられたことになる。
グランディ高等弁務官は「ウクライナでの戦争は壊滅的なものだ。1000万人が国内避難民となっているか、難民として国外に逃れている」と述べた。
UNHCRによると、このうち340万人近くはポーランドを中心に近隣諸国に退避している。
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は、国外に逃れた人のうち150万人以上は未成年で、人身売買や搾取の被害を受けるリスクが増大していると警鐘を鳴らしている。(c)AFP/Robin MILLARD
