【3月19日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日、ウクライナへの軍事侵攻により国際サッカー連盟(FIFA)主催大会への参加を禁止された措置の一時凍結を求めていたロシアの訴えを退けた。

 CASは発表文で、「異議が唱えられた決定は有効性が維持され、ロシアの代表チームおよびクラブの全ては、今後もFIFA主催大会への参加を禁止される。CASの仲裁手続きは継続される」と説明した。

 出場禁止措置の合法性については、これからCASが判断することになっているが、裁定が下るまでには少なくとも数週間はかかるとみられている。

 ロシアサッカー連合(RFS)はFIFAの制裁に異議を申し立て、24日に予定されていたポーランドとの2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選プレーオフ準決勝への出場が認められることを望んでいた。

 しかしながら、すでにポーランドはFIFAから不戦勝扱いとされており、スウェーデンとチェコの勝者と対戦する29日のプレーオフ決勝進出が決まっている。(c)AFP