【3月18日 AFP】(更新)米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は17日、ロシアがウクライナで民間人を攻撃し、戦争犯罪を行っていると非難した。

 ブリンケン氏は国務省で開いた記者会見で、「(ジョー・)バイデン(Joe Biden)大統領はきのう、自身の意見として、ウクライナで戦争犯罪が行われたと語った。私は個人的に同意する」と表明。「意図的に民間人を標的にすることは戦争犯罪だ。過去数週間にわたる破壊行為を見て、ロシアがそれ以外のことをしていると結論づけるのは難しい」と述べた。

 例として、ウクライナ南部マリウポリ(Mariupol)で最近、多数の人々が避難していた劇場が空爆を受けたことや、北部チェルニヒウ(Chernihiv)でパンを求め並んでいた人々にロシア軍が発砲して10人が死亡したとされる問題に言及した。

 また、バイデン大統領が18日に予定している中国の習近平(Xi Jinping)国家主席との電話会談で、中国にロシアへの軍事支援を行わないよう警告すると説明。「中国がロシアの侵略を支援するあらゆる行動の責任を負うことを明確にする予定だ。われわれは代償を支払わせることをためらわない」と述べた。(c)AFP/Paul HANDLEY