【3月16日 AFP】(更新)ロシア大統領府は16日、ウクライナがスウェーデンやオーストリアのような中立国となる案がウクライナ政府との間で協議されており、「妥協案」になり得るとの見解を示した。しかしウクライナ側は、この提案を拒否し、停戦協議の重点は「安全の保証」に置かれるべきだと強調した。

 ロシアのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は、ウクライナの中立国化について「これが現在協議されている選択肢の一つであり、妥協案になり得る」と述べた。

 これに対し、ロシアとの交渉代表団を率いるミハイロ・ポドリャク(Mykhailo Podolyak)大統領顧問は大統領府が出した声明の中で、「ウクライナは現在、ロシアとの直接的な戦争状態にある。よって、モデルは『ウクライナ式』しか認められず、法的に立証可能な安全の保証に関するものでなければならない」と指摘した。(c)AFP