【3月15日 AFP】国際原子力機関(IAEA)は14日夜、ロシア軍に制圧されたウクライナ北部のチェルノブイリ(Chernobyl)原子力発電所について、外部からの電力が復旧したと発表した。

 IAEAは「職員が原発を電力網に再接続する作業を再開した」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 ウクライナの送電大手ウクルエネルゴ(Ukrenergo)は先に、ロシア軍によってチェルノブイリ原発への送電線が破壊されたと発表していた。

 一方、ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトム(Energoatom)は、ロシア軍に制圧されたウクライナ南部のザポロジエ(Zaporizhzhia)原発の原子炉付近で、同軍が弾薬を爆発させたと非難した。

 エネルゴアトムはメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で「(ロシア軍は)欧州最大級の施設で爆破を続けている」として、IAEAに対応を求めた。放射線量の変化については現時点で不明としている。

 また、ザポロジエ原発での爆発にはロシア国営原子力企業ロスアトム(Rosatom)の職員11人が立ち会っていたと指摘。ロスアトムは既存の原子力・放射線の安全に関する国際ルールにことごとく違反していると非難した。

 IAEAは「ロシア軍がきょう(14日)、ザポロジエ原発の敷地内で弾薬を爆発させたとの報告を受けた」として、ウクライナに情報の提供を求めていると述べた。(c)AFP