魔女狩り犠牲者にスコットランド首相が正式謝罪
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■女性であるというだけで告発の対象に
ミッチェル氏が「スコットランドの魔女たち」を設立したのは2020年3月8日の国際女性デー。スコットランドで1563年に制定された「魔術禁止法(Witchcraft Act)」で大勢の女性たちが魔女と疑われ、処刑されたことを知ってからだ。
魔術を使ったとして有罪が認められた場合に死刑を許可する同法は、1736年まで施行された。
1603年にイングランド王ジェームズ1世(King James I of England)としても即位したスコットランド王のジェームズ6世(King James VI)は、魔女狩りに非常に熱心だった。
ミッチェル氏と「スコットランドの魔女たち」を設立したベンディトッツィ氏は、処刑が頻繁に行われたファイフ(Fife)地域で育ったが、魔女狩りについて詳しく知るようになったのは最近だという。
「誰でも告発される可能性」があり、「ごく普通の人、多くは貧しい人」が告発されていたことを知ったと話し、理不尽な目に遭っても諦めるしかないか、周囲からどこか変わっていると思われるような人々が標的になったと説明した。
スタージョン首相も同じ見方を示している。「女性が法廷で証言することすら許されなかった時代に、この女性たちは魔術を使ったと疑われ、殺された。貧しい弱者で、人と違う、あるいは多くの場合、女性であるというだけで」と指摘。
「私は許し難い歴史的な不正義を認め、1563年の魔術禁止法によって告発され、有罪となり、中傷を受けて処刑されたすべての故人に正式に謝罪する」と述べた。(c)AFP