PSGのウルトラスが会長の辞任要求、欧州CLでまた16強敗退
発信地:パリ/フランス
このニュースをシェア
【3月13日 AFP】サッカーフランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)の過激なサポーター集団「ウルトラス」が、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)のレアル・マドリード(Real Madrid)戦にチームが敗れたことを受け、ナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長の辞任を呼びかけた。
ウルトラス集団「コレクティフ・ウルトラス・パリ(CUP)」はSNSで「経営陣の辞任」を求めると、13日のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)戦で「不満を示す。暴力は使わずにだ」と話し、他のサポーターにも同調を呼びかけた。
PSGがチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦で敗退するのは、ここ6シーズンで4回目となり、9日の試合では、欧州制覇13回のレアルに対して自滅のような形で敗れた。
同グループは「われわれが(トップレベルに)復活できたのは、ナセル・アル・ケライフィ会長のおかげだと分かっているし、個人的な感情はないが、彼はこの仕事にふさわしい人間ではない」と記した。
アル・ケライフィ会長は、BeINメディアグループ(beIN Media Group)とカタール・スポーツ・インベストメンツ(QSI)の会長も務め、カタール国内ではテニス連盟を運営している。CUPは「クラブは今、あらゆるレベルでの完全な再編と、会長が日々、存在感を示すことを必要としている」と続けた。(c)AFP