【3月13日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の2022年シーズン合同テストは12日、バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキット(Bahrain International Circuit)で3日目が行われ、レッドブル(Red Bull)の昨季王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がトップタイムを記録。17番手だったメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は「まだ課題が多い」と話した。

 年間優勝7回のハミルトンは「みんなが解決してくれると確信しているが、現時点で僕らは最速じゃない」と話し、「今はフェラーリ(Ferrari)が最速に見える。それから多分レッドブルで、次が僕らか、あるいはマクラーレン(McLaren)かもしれない」と続けた。

 昨季の最終レースのラスト1周でハミルトンを抜き、王座を奪ったフェルスタッペンは、3日間のテスト最終日に1分31秒720の最速タイムをマークした。

 フェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が0秒695差の2番手に入り、アルピーヌ(Alpine)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が3番手、メルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)が4番手に入った。ハミルトンは4秒以上も遅れた17番手だった。

 メルセデスは、レースが接戦になることを目指して導入された新レギュレーションに極端な解釈を施し、「サイドポッドのない」マシンを披露した。8回目の優勝の助けになることを期待し、チームが持ち込んだ新マシンについて、ハミルトンは「スピードはこれから大きく上がる」と言われたという。

 ハミルトンは「もちろんまだ考えるには早すぎるが、今のところは、このままでは優勝は争えないと思う」と予測した。

「来週にはもっと速さを見せて、みんなを驚かせることができるかもしれない」

「今季のマシンには、そこまでいけるだけのポテンシャルがある。僕らはまだ、その引き出し方を学び始め、いくつかの問題を修正している段階だ。今はそれに取り組んでいる」 (c)AFP