【3月11日 AFP】(更新)ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は11日、侵攻したウクライナでの戦闘に海外勢を含めた志願兵の受け入れを容認する考えを表明した。

 セルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相はテレビ放映された安全保障会議で、「(ウクライナ東部の分離独立派を支援する)志願兵がいるとしたら、途中で合流して戦闘地帯に移動するのを手助けする必要がある」と語った。

 国防相によると、中東地域からの志願兵を主体とした1万6000人以上が戦闘行為に加わる意思を示しているという。

 ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は、志願兵の大半は中東諸国やシリアの出身者だと語った。ロシアは2015年にシリア内戦に介入、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権をてこ入れして、アサド政権側に有利な戦局を導いた。

 ペスコフ報道官は、米政府も外国人傭兵のウクライナ入りを支援していると主張し、ロシア側が志願兵を派遣することも容認されると述べた。

 一方、プーチン大統領は、ウクライナ軍から鹵獲(ろかく)した西側製などの武器を分離独立派に供与する案を支持する意向を示した。(c)AFP