【3月11日 AFP】ロシア軍が迫るウクライナの首都キエフのビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長は10日、これまでに市民の半数が市外に避難したと明らかにした。

 クリチコ市長はウクライナのテレビ局に対し、「キエフ市民の2人に1人が町を去った」と説明。これまでに200万人弱が避難したと語った。昨年のキエフ首都圏の人口は350万人だった。

 ロシア軍部隊は10日、キエフ北東部に向け進軍。ウクライナ軍兵士によると、9日夜にはキエフに通じる幹線道路の支配をめぐり激しい戦闘が繰り広げられた。(c)AFP