【3月10日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するアルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は9日、ジムでのウエートトレーニングは「大嫌い」だとしつつ、新シーズンに向けて体を鍛えてきたと明かした。

 F1での2年目を控え調整を続けている角田は報道陣に対し、昨季はフィジカル面での適応に苦労したと述べた。

 オフの間はバルクアップに力を注ぎ、F1マシンにかかるパワーやダウンフォースに対応するため、特に首の筋肉強化に力を入れた。

 開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2022)決勝が20日に迫る中、角田は「トレーニングは今でも大嫌いです。でも、去年はフィジカル面が弱点だと感じました。レースで必要なことなので、トレーニングは嫌いですけど必要です」とコメントした。

「2022年シーズンは良いスタートを切りたいですし、去年と比べてさらにレベルアップした自分を皆さんに見せたいです」

 フィジカル的には以前と比べ「30〜40パーセント」改善したといい、新シーズンでのポイント獲得につなげたいと意気込んでいる。

 デビューイヤーとなった昨季は総合14位に終わり、最終戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2021)で記録した4位が自己最高戦績だった角田。昨季は何度かクラッシュがあったことで波に乗り切れず、本人も「アップダウン」があったと振り返る。

 新シーズンでは開幕からリズムの確立を目指すが、持ち前の積極的なドライビングスタイルを崩すつもりは一切ない。

 角田は「この世界では自信が必要です。過信は危険ですけど、自信はすごく重要なツールだと思う」と語り、どのようなシチュエーションでも自信を持って対応したいと続けた。(c)AFP