【3月9日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)の主催者は8日、同大会で5度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が男子シングルスのドローに名を連ねたものの、出場できるかどうかは不透明だと明かした。

 主催者は短い発表文の中で、新型コロナウイルス対策のワクチンを接種していないジョコビッチが大会に出場できるのか、あるいは米国への入国が認められるのかを見極めるため、同選手の陣営と連絡を取っていると記した。

 主催者は「ノバク・ジョコビッチは大会のエントリーリストに名を連ねており、本日のドローに入っている」と述べた。

「現在われわれは彼のチームと連絡を取っている。しかし、米疾病対策センター(CDC)の承認を得て入国し、大会に出場するかどうかは確定していない」

 主催者によれば、現地で試合観戦をする観客はワクチン接種を完全に終えたという証明が必要だという。

 米国政府の規制では、同国民以外が入国する場合はワクチン接種が必須となっている。

 ジョコビッチは1月、未接種入国者の要件を満たしていなかったとして、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)の出場を禁じられた。(c)AFP