ジョコが支援を申し出 予備役登録のウクライナ元選手に
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【3月7日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が6日、ロシアの侵攻から母国ウクライナを守るため戦闘に参加している元選手のセルジ・スタホフスキ(Sergiy Stakhovsky)氏に資金援助を約束した。
2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破ったことで知られるスタホフスキ氏は、先週ウクライナ軍の予備役に登録したと明かした。
元世界ランキング31位のスタホフスキ氏はこの日、メッセージアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」でのジョコビッチとのやり取りのスクリーンショットを、インスタグラム(Instagram)に掲載した。
四大大会(グランドスラム)で通算20勝を挙げているジョコビッチは、スタホフスキ氏に「あなたのことを思っている。すぐに事態が落ち着くことを願っている」と伝え、「支援を送るのに最適な住所を教えてほしい。資金援助でもどんなことでもいいから」と支援を申し出た。
1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)で現役を退いた36歳のスタホフスキ氏は、ロシアを撃退する戦闘に参加するためキエフに戻った。
ボクシングで2個の五輪金メダルに輝くワシル・ロマチェンコ(Vasyl Lomachenko)や現世界ヘビー級王者のオレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk)をはじめ、多くのウクライナスポーツ界のスターが国を守るための戦いに参加している。(c)AFP