【3月9日 AFP】イングランド・プレミアリーグは8日、ウクライナ侵攻を受けてロシアの提携先と結んでいる放映権契約を一時停止すると発表した。この決定は英ロンドンで行われた株主総会で下され、全20クラブが同意した。

 イングランドサッカー協会(FA)もロシアとの放映権契約を停止しており、今月に予定されているFAカップ(FA Cup 2021-22)準々決勝は放送されなくなった。さらにイングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)も、同国での放送を取りやめた。

 またプレミアリーグは、戦禍のウクライナで被災した人たちに100万ポンド(約1億5000万円)を寄付するとも明かした。

 前週末に行われたプレミアリーグの各試合では、クラブとファンがウクライナへの連帯を示した。キャプテン全員が特別な腕章を巻き、試合前には選手や監督、審判、クラブスタッフ、ファンが黙とうした。

 スタジアムの大型スクリーンには、ウクライナの国旗と同じ青色と黄色を背景に「サッカー界が一緒だ」というメッセージが表示された。(c)AFP