【3月9日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は8日、今月行われるW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選プレーオフのスコットランド対ウクライナ戦を延期すると発表した。ウクライナ側は、ロシアによる侵攻を受けて試合の延期を要望していた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)とプレーオフに出場する四つの加盟連盟と協議を行ったFIFAは、「この要望の承認は団結の精神の下、全会一致で合意された」と述べた。

 ウクライナは当初、24日に英グラスゴーのハムデン・パーク(Hampden Park)でスコットランドとの準決勝を行うはずだったが、試合は6月に延期となった。

 FIFAは「この結果、スコットランド対ウクライナ戦とウェールズ対オーストリア戦の勝者同士の一戦も、同時期に延期される」と付け加えたが、ウェールズ対オーストリアの準決勝は予定通り24日に行われるという。

 一方、プレーオフ準決勝でロシアと対戦するはずだったポーランドは不戦勝扱いとなり、スウェーデンとチェコの勝者と29日に戦うことも発表された。

 ロシアは前週、FIFAとUEFAから「当面の間」全ての国際大会出場を禁止され、W杯カタール大会からも除外された。(c)AFP