【3月7日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は6日、米当局者4人の話として、ロシアがウクライナの首都キエフ攻撃のため市街戦の経験のあるシリア人兵士を募集していると報じた。

 シリアでは、市街戦を中心とした泥沼の内戦が10年以上続いている。ロシアは2015年、内戦に介入。バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権を支援している。

 ある米当局者はWSJに、複数のシリア人戦闘員がすでにロシア入りし、ウクライナ侵攻に加わる準備を進めていると語った。ロシア軍に加わった人数など、それ以上の詳細は不明だという。

 ロシアによるウクライナ侵攻では、双方に外国人戦闘員が参加している。

 ロシア南部チェチェン(Chechen)共和国の強権的指導者ラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)首長は、ウクライナ侵攻に参加するチェチェン人兵士の動画を公開した。死者も出ているという。

 また、ウクライナのドミトロ・クレバ(Dmytro Kuleba)外相は、約2万人の外国人義勇兵がウクライナ軍に加わったとしている。(c)AFP