【3月7日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は6日、ロシアの侵攻に伴うウクライナから近隣諸国への難民が150万人を超えたと明らかにした。

 UNHCRの統計によれば、グリニッジ標準時(GMT)6日午後1時35分(日本時間同10時35分)時点で難民は153万4792人となった。いずれ400万人に達する可能性もあるという。

 フィリッポ・グランディ(Filippo Grandi)高等弁務官はツイッター(Twitter)に、難民の増加ペースについて「第2次世界大戦(World War II)以降の欧州で最速」と投稿した。

 UNHCRによると、ポーランドへの難民はこれまでに累計88万5303人、ハンガリーは16万9053人、スロバキア11万3967人前後、モルドバ8万4067人前後、ルーマニア7万1640人となっている。その他の欧州諸国が15万7056人。ロシアへも約5万3000人が逃れた。(c)AFP