【3月7日 AFP】体操の種目別W杯が5日、カタール・ドーハで行われ、ロシアのイワン・クリアク(Ivan Kuliak)がウクライナ侵攻を象徴するマークをユニホームにつけて表彰台に上がった。国際体操連盟(FIG)は6日、「ショッキングな行為」として非難し、処分する意向を示している。

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 男子平行棒で3位に入り、表彰台で金メダルに輝いたウクライナのイリヤ・コフトゥン(Illia Kovtun)の隣に立ったクリアクのユニホームには「Z」のマークがあしらわれていた。

「Z」マークは、ウクライナに侵攻したロシア軍の戦車や車両に描かれているもので、侵攻を支持するシンボルとなっている。

 FIGは「カタール・ドーハでの種目別W杯におけるショッキングな行為を受け、体操倫理財団にイワン・クリアクの懲戒手続きを開始するよう求める」とコメントを発表した。なお、ロシアとベラルーシの選手については全員、7日から今後の国際大会出場禁止が決まっている。(c)AFP