【2月27日 AFP】ウクライナの元男子テニス選手セルジ・スタホフスキ(Sergiy Stakhovsky)氏が26日、ロシアによる軍事侵攻と戦うため、予備役に加入したことを明かした。

 かつて世界ランキング31位に立ち、2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)では、センターコートでロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破ったことで知られる36歳のスタホフスキ氏は、妻と子どもを安全なハンガリーに退去させ次第、軍の招集に喜んで応じると話した。

 スタホフスキ氏は英衛星放送スカイニューズ(Sky News)に対し、「もちろん、自分は戦う。理由は国を取り戻したいというだけだ」と話し、「前週、予備役で署名した。軍隊での経験はないが、個人的に銃を扱ったことはある」と続けた。

 一方、ウクライナの女子プロテニス選手であるダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska)は、自身と家族がオデッサ(Odessa)の地下の避難場所で2晩を過ごしたことを明かした。

 世界ランク25位以内に入ったこともある21歳のヤストレムスカは、自身のインスタグラム(Instagram)で「地下駐車場で2晩を過ごして、両親は何があっても私と妹をウクライナから脱出させることを決めた。パパ、ママ、本当に愛してる。二人とも気をつけて。私は母国を愛している」と話した。(c)AFP