【3月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は5日、バーンリーFC(Burnley FC)との試合前に戦禍のウクライナに向けて1分間の拍手が送られた際に、オーナーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏の名前を連呼した一部のサポーターを批判した。試合はチェルシーが4-0で勝利した。

 ロシアの軍事侵攻を受け、プレミアリーグの各クラブは今節の試合前にウクライナへの連帯を示し、ターフ・ムーア(Turf Moor)でも大部分のファンが拍手の輪に加わった。しかし敵地を訪れたチェルシーファンの一部は、ロシア人オーナーの名前を歌って拍手をさえぎった。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と密接な関係にあるといわれ、英国政府の制裁リスト入りが懸念される中、アブラモビッチ氏はチェルシーを売却すると発表している。

 ウクライナ支援への敬意を示さなかったファンへの失望を口にしたトゥヘル監督は、「他のメッセージを伝える時間ではない。敬意を示す時間だ。われわれはそうしたいと思っている。クラブとしてファンにこの1分間の拍手を守ってもらう必要がある」と苦言を呈した。

「ウクライナのためにやっていることだ。この状況下で別の意見などない。彼ら(ウクライナの人々)にわれわれの思いやサポートを分かってもらう。われわれは団結するべきだ」

 47分にリース・ジェームズ(Reece James)のゴールで先制したチェルシーは、その5分後にカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)のヘディングで加点すると、直後にハヴァーツがジェームズのクロスに合わせて後半開始10分間で3点を奪い、さらに69分にはサウル(Saul Niguez)のクロスのこぼれ球を拾ったクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)が4点目をマークした。(c)AFP