【3月1日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は1日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて同国から近隣諸国に逃れた難民の数が66万人以上に上っていると明らかにした。

 UNHCR報道官は、過去6日間でこの人数になったと指摘し、「人数は急激に増えている。このペースだと、今世紀で欧州最悪の難民危機になる見通しだ」と述べた。

 一方、UNHCRは、ウクライナ国内での避難民の数が推定100万人に上るとの見方を示した。

 UNHCRのウクライナ代表者はスウェーデンのストックホルムで報道陣に対し、「国内避難民の信頼できる人数は把握していないが、国内で避難したり、今現在、列車やバス、自動車で逃げたりしている人は約100万人に上ると推定している」と述べた。(c)AFP