【3月1日 AFP】サッカー元カメルーン代表のリゴベル・ソング(Rigobert Song)氏が、大統領命令で同国代表監督に指名される見通しであると、ムエル・コンビ・ナルシス(Mouelle Kombi Narcisse)スポーツ・体育相が28日、明らかにした。

 ソング氏の就任について、同スポーツ相はポール・ビヤ(Paul Biya)大統領がカメルーンサッカー連盟(FECAFOOT)に命じたものだとして、「共和国大統領からの強力な支持により、サッカー男子代表チームを指揮するトニ・コンセイソン(Toni Conceicao)氏はリゴベル・ソング氏と交代する」と発表した。

 連盟側もコンセイソン氏との「契約終了」を認めた。

 カメルーンの年代別代表でも指揮を執った実績を持っているソング氏は現役時代、不屈のライオン(Indomitable Lions、カメルーン代表の愛称)で歴代1位の合計137キャップを記録。W杯(World Cup)は4大会で出場を果たしたほか、2000年と2002年にはチームのアフリカネーションズカップ(The Africa Cup of Nations)制覇に貢献した。

 クラブレベルでは、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)をはじめ、フランス、イタリア、ドイツ、トルコのリーグでプレーした。

 カメルーンはポルトガル人指揮官のコンセイソン氏の下、自国開催となった2月のアフリカネーションズカップで3位に入った。2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)のアフリカ最終予選にも進出しており、2019年のアフリカ王者アルジェリアとの2戦を3月25日と29日に控えている。(c)AFP