【3月1日 AFP】永世中立国のスイスは2月28日、ウクライナに侵攻したロシアに対し、欧州連合(EU)がこれまで発動した制裁措置をすべて導入すると発表した。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の資産凍結措置も含まれる。

 スイスはこれまで、国際社会による対ロシア制裁への参加をためらっていた。イグナツィオ・カシス(Ignazio Cassis)大統領は記者会見で、「これはスイスにとって大きな一歩だ」と言明した。

 スイス政府は、「主に物品と金融制裁」からなる措置をEUと連携して導入すると説明。制裁には個人や企業に対する資産凍結も含まれ、特にプーチン氏とミハイル・ミシュスチン(Mikhail Mishustin)首相、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相に対しては、EUがすでに科している資産凍結措置を「直ちに」導入するとした。(c)AFP/Christophe VOGT