国際水連、ロシアでのジュニア世界選手権開催を中止
発信地:シドニー/オーストラリア
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【2月28日 AFP】国際水泳連盟(FINA)は27日、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアのカザン(Kazan)で8月に予定していた世界ジュニア選手権(2022 FINA World Junior Swimming Championships)を中止すると発表した。また「重大な危機が続く場合」は、同国で予定されている別の大会も開催しないとしている。
カザンではこの他、12月に短水路の世界選手権(FINA Short Course World Swimming Championships 2022)も予定されている。
他スポーツがロシアへの制裁を科す中で、FINAの対応の遅さを批判していた水泳の強国オーストラリアは、今回の決定を歓迎した。短水路世界選手権の中止はまだ決まっていないが、豪水泳連盟(Swimming Australia)は、この大会を含めてロシアで開催される大会はすべてボイコットすると話している。
長水路の第19回世界水泳選手権(19th FINA World Championships)は、ウクライナと国境を接するハンガリーで6月に行われる。豪水泳連盟は、「引き続き状況を注視」した上で、参加するかの最終的な判断を下すと話した。(c)AFP