【2月28日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は27日、ロシア代表が中立地で試合を行うことを認める計画を発表した。しかし、他国はこの判断を「受け入れがたい」と批判し、2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)の欧州予選は混乱に陥っている。

 ウクライナへ軍事侵攻したロシアについて、FIFAは先日、究極の制裁も検討していると話していた。しかし3日間の沈黙を破って発表された内容は、そこまで踏み込んだものではなく、ロシアは中立地で「ロシアサッカー連合(RFS)」として試合を行い、国旗や国歌の使用も禁止するというものだった。

 他のスポーツ団体との対話は続け、「大会からの除外を含めた」追加の措置が必要かを判断していくともしたが、ロシアはW杯予選になんとか生き残れることになった。

 しかしこの発表からすぐ、W杯欧州予選プレーオフでロシアと当たるポーランドサッカー協会(PZPN)は、開催地が中立か否かにかかわらず、ロシアとの対戦を拒否すると改めて表明。ツェザリー・クレシャ(Cezary Kulesza)会長は「本日のFIFAの決定は完全に受け入れがたい」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 ポーランドは3月24日にモスクワでロシアと対戦する予定になっており、ロシアがこの試合に勝利した場合、次は再びホームで29日にチェコとスウェーデンの勝者と対戦する。本大会の組み合わせ抽選は4月1日に予定されている。

 しかし、スウェーデンとチェコもポーランドと同様、ロシアとの対戦を拒否する意向を示しており、27日にはその見解を繰り返した。

 スウェーデンサッカー協会(SvFF)のカールエリク・ニルソン(Karl-Erik Nilsson)会長は、FIFAの決定は「不満」だと述べ、チェコサッカー協会(FACR)も「チェコ代表の立ち位置は変わらない」と話している。(c)AFP