【2月26日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。

S・サルガド氏の写真展「アマゾニア」 森林破壊と気候変動

 世界的に有名なブラジル出身の写真家で環境活動家のセバスチャン・サルガド(Sebastiao Salgado)氏の写真展「アマゾニア(Amazonia)」が15日、サンパウロ(Sao Paulo)で始まった。

ブラジル・サンパウロで開催されている写真家で環境活動家のセバスチャン・サルガド氏の写真展「アマゾニア」(2022年2月14日撮影)。(c)NELSON ALMEIDA / AFP

米医師ポール・ファーマー氏死去 62歳、最貧国の医療改善に貢献

 貧困国に医療を提供する革新的な取り組みで知られる米国の医師で医療人類学者のポール・ファーマー(Paul Farmer)氏が21日、死去した。62歳。

 同氏が設立した米医療NPO「パートナーズ・イン・ヘルス(Partners in Health)」によると、滞在先のルワンダで睡眠中に死去。死因は公表されていない。

米議会で開かれたエボラ危機に関する公聴会で証言するポール・ファーマー氏(2014年12月10日撮影)。(c)SAUL LOEB / AFP

豪最大の石炭火力発電所、2025年廃止へ 7年前倒し

 オーストラリアのエネルギー大手オリジン・エナジー(Origin Energy)は17日、同国最大の石炭火力発電所を予定より7年早い2025年に廃止する方針を発表した。

 廃止されるのはシドニー北郊のエラリング(Eraring)発電所。オリジンは投資家向けに、「再生可能エネルギーの参入」で「採算が悪化した」と説明した。

 石炭発電所への投資を後押ししてきたアンガス・テイラー(Angus Taylor)エネルギー・排出削減担当相は、エラリング発電所と「同等の代替施設」の建設を確実なものとしたいと表明。今回の動きは「手頃な価格と安定性をリスクにさらすことになる」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 オーストラリアは世界有数の石炭生産国で、石炭は主要な輸出品。現政権は石炭火力発電所の新設を支持している。

オーストラリアの石炭火力発電所(2021年11月4日撮影、資料写真)。(c)Saeed KHAN / AFP

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