【2月24日 AFP】ウクライナのミハイロ・フョードロフ(Mykailo Fyodorov)副首相は23日、同国が「大規模な」サイバー攻撃を受けていることを明らかにした。政府と外務省の主要ウェブサイトが閲覧できない状態になっている。

 フョードロフ氏によると、攻撃は同日夕方から始まり、複数の銀行や政府のウェブサイトが影響を受けた。原因は明らかにしなかった。

 AFPは同日、内閣と外務省の公式サイトにアクセスを試みたが、閲覧できなかった。先週も、複数の省庁や銀行のウェブサイトが数時間ダウンしており、当局はロシアによる分散型サービス妨害(DDoS)攻撃があったとの見解を示していた。

 ロシアがウクライナ東部の親ロシア派武装勢力が支配する2地域の独立を承認したことを受け、同国ではロシアの侵攻に対する警戒が高まっている。ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領はウクライナ東部への軍派遣も承認しているが、22日にはまだ派兵命令は下していないと説明した。(c)AFP