【2月23日 CGTN Japanese】中国が自主開発した13メガワット海上風力発電ユニットが22日、福建省(Fujian)で完成しました。同ユニットは現在のところ、中国で完成された単機容量がアジア最大で、ブレード直径が最大の風力発電ユニットです。

 この13メガワット海上風力発電ユニットはハブの中心部の高さが130メートル、ローター軸の直径が211メートルです。回転部分の面積は、標準サッカー場5面分に相当する3万5000平方メートルです。ブレードの長さは103メートルで、中国で開発された風力発電ブレードの最長値を更新しました。設計上想定されている風速において、1回転で22.8キロワット時を発電し、ユニット1基で年間5000万キロワット時のクリーンな電気エネルギーを創出することができます。この電力量は3人で暮らす家庭2万5000世帯の通常の電力消費量を満たすことができます。その結果、石炭消費量に換算すれば1万5000トン、二酸化炭素排出では3万8000トンを削減することができます。この風力発電ユニットは中国国内海域の98%に適合するとされています。

 このほかにも、広東省(Guangdong)中山市(Zhongshan)では16メガワットの海上風力発電ユニットの関連認証作業が完了し、試験機が年内に完成する見込みです。この試験機はタービンの直径が250メートル以上で、1基の年間発電量が80ギガワット時に達し、世界最大規模の容量を持つ海上風力発電ユニットになる見通しです。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News