【2月26日 CGTN Japanese】電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)を含む「新エネルギー車」の消費ブームに伴い、車載電池産業は昨年以来、爆発的に成長し、2021年の中国の車載電池出荷量は前年比142.8%増加しました。車載電池の供給が需要に追いつかず、メーカーは作業に追われ、今年の春節(旧正月、今年は2月1日)連休中は休業できなかっただけでなく、連休後の求人も例年に比べ早まっています。

 福建省(Fujian)寧徳市(Ningde)の動力電池メーカー、寧徳時代(CATL)では、2月の各拠点の求人需要が6000人に達し、求人センターは春節連休の最終日から毎日、応募者で混雑しています。求人情報をネット経由で得た人もいれば、ベテラン社員の紹介で応募した人もいます。春節連休期間中に従業員の9割以上が残業をしました。

 山東省(Shandong)青島市(Qingdao)にある国軒電池の汪衛東董事長によりますと、例年、従業員は旧暦の大みそかと元日が休みとなりますが、今年の春節、工場は生産を停止せず、旧暦の2日から新しい求人を始め、採用担当スタッフは地元の町や村など各地を回り、社区(コミュニティー)のサービスセンターを通じて求人情報を広めました。

 中国自動車工業協会の見通しによりますと、2022年通年の新エネ車の販売台数は前年比42%増の500万台に達し、自動車市場におけるシェアは18%を超えます。自動車1台当たりの平均充電量を47キロワット時とすると、2022年の車載電池出荷量は235ギガワット時を突破する見込みです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News