【2月19日 AFP】オランダは18日、ロシアによる侵攻の懸念が高まるウクライナに対し、自衛のために狙撃銃やヘルメットなどの軍装備品を供与すると発表した。

 オランダのウォプケ・フクストラ(Wopke Hoekstra)外相は、ウクライナはロシアの武力攻撃に対して自衛する必要があるため、軍装備品の供与を閣議決定したと述べた。

 供与品のうち、殺傷力のある武器は狙撃銃100丁と弾丸3万発のみ。金属探知機30基、機雷探知ロボット2機、戦場監視レーダー2基、対砲兵レーダー5基に加え、「体の重要な部位を保護するため」ヘルメット3000個と防弾チョッキ2000着も送られる。

 ドイツは1月、ウクライナに武器ではなくヘルメット5000個を供与すると発表。ウクライナの首都キエフのビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長は「冗談もいいところだ」と皮肉った。(c)AFP