【2月19日 AFP】米国防総省高官は18日、ウクライナ国境地帯に集結しているロシア軍部隊の40%以上が攻撃態勢に入り、ロシアがウクライナを不安定化させる作戦を開始したとの見方を示した。

 同高官は匿名を条件で記者団に対し、米国の推計で15万人以上とされる同部隊について、16日から攻撃準備のための集結地を取り払い「40~50%が攻撃態勢に入った」と述べた。

 ロシアがウクライナ国境付近に配備する大隊戦術群の数は平時が60程度、2月初旬時点で80だったが、今では125になっている。

 ウクライナ東部ドンバス(Donbass)地方で親ロシア派武装勢力とウクライナ政府軍の衝突が増加し、ロシアや親ロ派が扇動的な主張をしているのは、ロシアがウクライナを内部から不安定化させる作戦を開始したことを示しているという。(c)AFP