【2月17日 CGTN Japanese】北京冬季オリンピック開催期間中の第12回定例記者会見が16日メインメディアセンターで行われ、国際オリンピック委員会(IOC)や北京冬季オリンピック組織委員会の責任者は「中継およびデジタルメディアデータ」などをめぐって国内外の記者の質問に答えました。

 その際、IOC テレビ・マーケティング部門の責任者を務めるティモ・ルンメ氏は、現時点で今回の冬季オリンピックのデジタル配信利用者やテレビ視聴者がこれまでの各冬季オリンピックを上回っていると明らかにした他、次のように説明を行いました。

 まず、「権利を持つ中継会社が初めて大規模にデジタル方式で中継をしたことから、2008年の北京オリンピックは初めてのデジタルオリンピックとされている。技術の革新に伴い、北京2022年冬季オリンピックはテレビなど従来の報道方式の他、オンラインプラットフォームで超大規模な生中継が行われたことで、歴史上有意義な大会となった」と指摘し、さらに「生中継のデジタル配信の時間は過去最長を記録し、今大会の観客はより多くのスクリーンやネットプラットフォームを通じて観戦することができ、視聴者数はこれまでの各冬季オリンピックを上回っている」としました。

 また、「今大会の全ての権利を持つ中継会社が視聴シェアで主導的な地位を実現した。開幕式のテレビ視聴者は約5億人で、これまでの各冬季オリンピックを上回った」としました。

 そして、「2008年の北京オリンピック以降、全てのオリンピックスポーツ競技の中で、今大会の開幕式の視聴者数が最も多かった。中国の視聴者だけでも2018年の平昌オリンピック開幕式の全世界の視聴者数に相当する」と明らかにしました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News